
サロン名をどうするか迷っているんだけど、店名のつけ方で気をつけたほうがいいこととかあるの?



どんな名前にするのがいいとかおすすめはあるのかな?
今回は、「サロン名の名前の付け方」について取り上げます。
店名はサロンの顔であり、ブランドの一部となるため、最初にしっかりと考え抜くことが求められます。
店名はお客様にとってサロンの第一印象となるものであり、記憶に残りやすく、かつサロンのコンセプトを的確に伝える名前であることが理想です。
店名を決める際のポイントや、避けるべき失敗、さらに魅力的な名前をつけるためのコツなど、実践的なアドバイスを提供します。
美容師としての独立開業を成功させるために、ぜひこの記事を参考にして、後悔のない美容室の名前を決定しましょう。



それでは、さっそく見ていきましょう。
- サロン名がなぜ重要かを知りたい
- 売れるサロン名をつけるポイントが知りたい
- よく使われている言葉を知りたい
監修者


西脇 敬久
株式会社DAM代表取締役。MBA、公認会計士、税理士の資格を所有。美容業界に特化した公認会計士として、美容院の顧客を多数抱える。美容院経営で必要な数字を明確にし、”誰でもわかる会計の見える化”で18%の利益率を目指す。美容院の会計に特化したセミナー講師としても活動中。
当社は美容業界に特化した会計サービスを提供。数字を活用し、人材流出を防ぎながら、18%の利益率を目指す経営支援を行います。会計業務にとどまらず、経営改善やスタッフ定着率向上のアドバイスを通じて、美容室経営の安定と成長をトータルサポートいたします。
【大前提】商標登録の確認はしておくべき!
店名を変更しないと可能性があり、最悪の場合は損害賠償の可能性もある
美容室の名前を決める際に最も重要なことの一つは、他の店舗が既に商標登録している名前を使用しないことです。
これは店名を最終決定する前に必ず確認しておくべき基本事項です。
他の美容室が商標登録している名前を知らずに使用して開業してしまった場合、その美容室から「商標権侵害の警告書」が送られてくる可能性があります。
このような警告書を受け取った場合、法律に基づいて店名を変更する義務があります。
ここで終わればいいのですが、、、場合によっては損害賠償を請求されるリスクもあります。
このようなトラブルを避けるために、候補となる店名が既に商標登録されていないかを事前に確認することが不可欠です。



美容室の場合、同じような名前も多いですし気にされていない方も多いですがトラブルになる可能性は0ではありません。
店名を決める際はチェックするのがおすすめです!
商標の検索は?
特許庁が提供するオンラインサービスを利用して行うことができます。
美容室・サロン名(ネーミング)はなぜ重要か?
- サロン名は後から変更しにくい
- SNS、SEOなどの検索のしやすさに関わるので、集客にも影響が出る



大きく2つの理由があるので、解説していきます!
サロン名は後から変更しにくい
- 法的な手続きが必要になる
- お客様を困らせる可能性がある
法的な手続きが必要になる
1つ目の理由としては、法的な手続きが必要となります。
例として、神奈川県の理容所・美容所の開設・変更手続きについてのページを確認しますと下記の2点が必要となります。
- 届出事項変更届
- 検査確認済証(原本)
都道府県や市区町村によって必要書類などが変わる可能性がありますので、出店されているサロンの場所で調べてください!
お客様を困らせる可能性がある
2つ目の理由としては、お客様を困らせる可能性があります。
わかりやすく言いますと、、、
サロンが潰れて他のサロンが入ったんだな
と思わせてしまう可能性が高いです。
前もって既存のお客様にアナウンスができればリスクは多少は減らせますが、長年作ってきたブランディングやイメージは変わってしまうため、おすすめはできません。



一度決めた名前は変更するのが難しいです。
オープンの時に、変更しなくて済むように決めることが大切です!
SNS、SEOなどの検索のしやすさに関わるので、集客にも影響が出る
競合が多い一般的な単語やフレーズを店名にすると、検索結果の上位に表示されるのが難しくなる
やはり現代の美容室経営では、ネット検索からの集客を視野に入れることが非常に重要です。
昔のように雑誌やフリーペーパーなどで美容室を探す人が減り、今はSEO、SNS、ポータルサイトを使って美容室を探す人が多くなっています。
競合が多い一般的な単語やフレーズを店名にすると、検索結果の上位に表示されるのが難しくなるため、あまりおすすめはできません。
例えば
L’Arc〜en〜Cielが好きでサロン名をL’Arcとしたらどうなるか。
サロンを探そうと思って検索したら、HYDEが出てきます!あなたのサロンは出てきません!
Snow Manが好きで、サロン名をSNOWとしたらどうなるか。
サロンを探そうと思って検索したら、雪が出てきます!あなたのサロンは出てきません!



ネット検索で見つけやすく、かつオリジナリティのある名前を選ぶこは集客で大切です!
オリジナルで検索に強い名前を付けることで、顧客があなたのサロンをすぐに見つけられるようにしましょう!
売れるサロン名とは?名前を決めるポイントを紹介
- 読みやすく覚えやすいサロン名
- 美容室に込めた想いやコンセプトが含まれている
- 最後は感覚!名前に愛着を持てるかどうか



サロン名を決めるときに3つのポイントがあります!
1つずつ解説していきます!
読みやすく覚えやすいサロン名
サロンの名前を忘れたら見つけることができなくなる
前回の美容室良かったからもう一回行きたいけど、なんてサロン名だったっけ?
となった場合、美容室を探すことができず失客の可能性もあります。
読みやすく覚えやすいサロン名にすることで、顧客の定着にもつながります。
こんなサロン名だったらどうする?
- Blovienna Salon
- Krysanthe Hair
- Zyphoria Styles
- Nyvelisse Beauty
読めないし、覚えにくい。笑
シンプルかつ覚えやすいサロン名にすることが重要なのがわかります!
美容室に込めた想いやコンセプトが含まれている
サロン名はブランディング、イメージを伝えることもできる
「ターゲット層が届くネーミング」を意識することで、自身が集客をかけたい層のお客様を呼び込むことに繋がります。
悪い例になりますが、落ち着いた雰囲気で大人の女性をターゲットにしているのに「Crazy Cuts」という名前だったらどう思いますか?
Crazy Cuts、、、どんな髪型になっちゃうの??
となること間違いなし。
落ち着いた雰囲気で大人の女性をターゲット
- Luna
- Serene
- Grace
- Noir
とかの方がイメージは湧きますよね!
最後は感覚!名前に愛着を持てるかどうか
自分が愛着を持てる名前にすることで仕事へのモチベーションも高まる
これまでさまざまなポイントを解説してきましたが、最終的に最も重要なのは「自分が納得し、愛着を持てるお店の名前にすること」です。
自分のお店ですから、当然のことですね。
例えば、本当に「これだ!」と思う名前があったのに、「読みにくい」「長すぎる」「ネットで検索されにくい」といった理由で諦めてしまうことがあります。
また、集客を意識しすぎて「髪質改善美容室」などのキャッチフレーズを無理につけてしまうと、後で後悔することになるかもしれません。
だからこそ、最終的な決定は自分自身で行い、自分が納得できる名前を選びましょう。
サロン名に愛着が持てるかどうかは、成功するサロン名を決める上で最も大切なポイントです。



サロン名を決める際には、自分の直感や感覚も大切にしてください。
周囲の意見を参考にしつつも、最終的には自分自身が満足できる名前を選ぶことが重要です!
売れるサロン・美容室の名前によく使われている言語を紹介
- 英語
- フランス語
- ハワイ語



サロン名を決める際に、よく英語、フランス語、ハワイ語から参考にするケースが多くなっています!
どんな単語があるか紹介します!
売れるサロン・美容室の名前によく使われている英語
- Style・・・スタイル
- Beauty・・・美しさ
- Elegance・・・優雅さ
- Glamour・・・魅力
- Chic・・・洗練された
- Grace・・・優美さ
- Radiance・・・輝き
- Serenity・・・静けさ
- Lux・・・贅沢
- Aura・・・オーラ、雰囲気
- Velvet・・・ベルベット(柔らかく高級感のある素材)
- Harmony・・・調和
- Bliss・・・至福
- Opal・・・オパール(宝石の一種)
- Ethereal・・・エーテリアル(この世のものとは思えないほど美しい)
売れるサロン・美容室の名前によく使われているフランス語
- Coiffure・・・ヘアスタイル、美容室
- Luxe・・・贅沢、豪華
- Éclat・・・輝き、華やかさ
- Belle・・・美しい
- Élégance・・・優雅さ
- Beauté・・・美しさ
- Sérénité・・・静けさ、落ち着き
- Charme・・・魅力
- Opulence・・・豊かさ、華やかさ
- Harmonie・・・調和
- Délice・・・喜び、楽しみ
- Rêve・・・夢
- Jolie・・・かわいい、美しい
売れるサロン・美容室の名前によく使われているハワイ語
- Aloha・・・愛、挨拶
- Lani・・・天国、空
- Makai・・・海側、海岸
- Kai・・・海
- Mahalo・・・感謝、ありがとう
- Nani・・・美しい
- Hoku・・・星
- Leilani・・・天国の花
- Aina・・・土地、大地
- Pono・・・正義、バランス
- Malie・・・静か、穏やか
- Nohea・・・美しい、優雅
- Kaimana・・・ダイヤモンド、パワー
- Kailani・・・海と空
- Lokahi・・・調和、一体感
まとめ
今回は、「サロン名の名前の付け方」についてまとめさせていただきました!
店名はサロンの顔であり、ブランドの一部となるため、最初にしっかりと考え抜くことが求められます。
決める際のポイント
- 読みやすく覚えやすいサロン名
- 美容室に込めた想いやコンセプトが含まれている
- 最後は感覚!名前に愛着を持てるかどうか
こちら3つを考えていただき、ぜひ愛着の持てる名前をつけてください!